白老町と町商工会は２５日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で仕事を失った人などの就労を支援するため、「合同企業説明会」をしらおい経済センターで開いた。

　説明会は、新型コロナの影響で解雇や雇い止めとなったり、賃金の減少などで再就職先を探したりしている人たちをサポートする事業。化粧品製造のナチュラルサイエンス、食品製造のダイエットクック白老、シイタケ生産のフォーレ白老、福祉施設の白老高齢者複合施設など町内の事業所１０社がブースを構えた。

　会場を訪れた人たちは、各ブースで採用担当者から勤務条件や仕事内容の説明を受け、就職への意欲を高めていた。

　また、ハローワーク苫小牧や地域若者サポートステーションの職員が相談窓口を開設し、求職者に就職活動のノウハウを助言した。

　来場した町内在住の男性（５０）は「春に勤め先の会社が廃業となり、働く場を失ってしまった。これまでの経験を生かした仕事を見つけたい」と話し、熱心に各ブースを回っていた。