苫小牧市在住の男性から不正に入手したキャッシュカード2枚を使って現金計150万円を盗んだとして苫小牧署は26日、帯広市西13南40の十勝総合振興局帯広建設管理部事業室事業課職員、石井翼容疑者(21)を窃盗の疑いで逮捕した。特殊詐欺事件の出し子とみられ「金に困っていた」と容疑を認めている。
逮捕容疑は今年8月29日午後6時25分ごろ、別の男と共謀し、市内の90代男性から不正入手したキャッシュカード2枚を使い、市内花園町のマックスバリュ新花園店内のATM(現金自動預払機)2台から現金計150万円を引き出して盗んだ疑い。
同署によると、市職員を名乗る男から「還付金がある」などと電話があり、その後に男性宅を訪れた金融機関職員を装った男にキャッシュカード2枚を手渡した。不審に思った男性が家族に相談し、預金が引き出されていた事が分かり苫小牧署に通報した。ATMのカメラ映像や聞き込み捜査から石井容疑者の存在が浮上した。
同署は他にも同様の行為を行っているとみて仲間の存在も含め慎重に調べている。
十勝総合振興局の水戸部裕局長は職員の逮捕を受けて「道民の信頼を著しく損ね、誠に遺憾。深くお詫(わ)び申し上げる。捜査の推移を見極めながら事実関係の把握に努め、厳正に対処する」とコメントした。
















