苫小牧市内 来月からたばこと第3のビールなど値上げ

苫小牧市内 来月からたばこと第3のビールなど値上げ
値上げ後の価格を表示するたばこコーナー

 10月からたばこと一部のアルコール類が値上がりする。いずれも税率引き上げによるもので、たばこは1箱20本入りで20~50円、手頃な価格が魅力の「新ジャンル(第3のビール)」は350ミリリットル入り1缶が約10円高くなる。苫小牧市内ではたばこを買いだめする人も出始めているが、取り扱い店などからは需要の先食いを懸念する声も出ている。

 値上がりするたばこは、紙巻きたばこや加熱式たばこなど全394銘柄。1箱当たり20~50円と上げ幅は大きい。

 柏木町でたばこや酒などを販売するフードショップササキでは、今月に入ってたばこをまとめ買いする人が急増。中には40カートンを予約した人もいるといい、月末までは値上げ前の駆け込み客が増える見通し。ただ、「買いだめが多い分だけ来月以降の売り上げが減るということ」(笹木民夫代表)と10月以降の動きを懸念する。

 苫小牧イオンや市内のマックスバリュ各店でもたばこの売り上げは増えている。イオン北海道の広報担当者は「昨年の消費増税時よりは動きが鈍いが、品切れにならないよう入荷量などを調整している」と話す。

 たばこ税は来年10月にも1本当たり1円の税率引き上げが予定されており、愛煙家には一層の負担増になる見通しだ。

 さらに値上げが決まっているのは、第3のビールと呼ばれる「新ジャンル」とワインなどの果実酒。値上がり幅は350ミリリットル換算で新ジャンルが約10円、果実酒は約4円。一方、ビールは約7円、発泡酒は麦芽率25~50%の商品が約4円安くなる。

 財務省は、ビール系飲料や醸造酒類の税率格差解消に向けて2023年10月に新ジャンルの税率を「発泡酒」と統合。26年10月にはビール、発泡酒、新ジャンルをすべて同じ税率に統一する方針で、今回はその第1弾ともいえるものだ。

 苫小牧市内でビールなどを取り扱う酒店では、売り場に値上げを知らせる案内を掲示。買いだめなどの動きはないものの、栄町に住む60代男性は「毎日の晩酌が楽しみだが、10月以降は少し本数を減らさないといけないかも」と話した。

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