2018年9月の胆振東部地震で校舎が損壊し、仮設校舎での生活を余儀なくされている安平早来中学校(木村義人校長)に対し、清涼飲料水販売の北海道キリンビバレッジ(札幌市)は29日、復興支援としてベルマーク1万940点分を寄贈した。同社の社会貢献活動の一環で、4~7月の4カ月間、同社をはじめグループ会社の従業員が集めた。
同社流通本部の渡辺昌彦本部長らが同校を訪れ、「震災の復興に少しでも役立ててもらえたら。社としても地域の文化、環境保全を通じてより多くの笑顔づくりに努めていく」と話し、目録を手渡した。
同校は今回のベルマークを野球部の捕手用プロテクターなど備品の購入費用に充てる考え。入村貴行教頭は「(仮設校舎は)教室が少なく、体育館やグラウンドもないため、活動が限られている。子どもたちは不自由さを訴えずに生活しているが、地震から2年がたっても変わらず気を配っていただいて、ありがたい」と謝辞を述べ、感謝状を贈った。
同社のベルマーク財団への協力は今年で13年目で、同校への寄贈は昨年に続き2回目。新校舎の完成は2022年秋の予定で、同社の広報担当は「仮設校舎で生活する期間中の継続支援を検討したい」としている。

















