「有事の際の連携強化に」 市消防本部と海保が合同訓練

「有事の際の連携強化に」 市消防本部と海保が合同訓練
放水訓練に取り組む海上保安署員ら

 苫小牧市消防本部と苫小牧海上保安署による船舶火災消火合同訓練が9月30日、市消防本部の防災訓練センターと苫小牧港近海で実施された。関係者約30人が、それぞれの機関の訓練を体験し、相互の消火活動について理解を深めた。

 訓練は、消防の消火・救助と、道内で唯一、消防機能に特化した海保の巡視艇「りゅうせい」の性能や構造を理解する乗船訓練の2部に分けて実施。このうち、同センターで行われた消火訓練には、両機関から13人が参加。救助隊員が保安署員に放水訓練や煙が充満した火災現場を想定した救助活動の技術などを伝えた。また、煙が充満して視界不良となる濃煙(のうえん)訓練室でも救助訓練を実施した。

 午後からは乗船訓練を行い、船橋や機関室などを見学後、海上で活動した場合の連携した対処方法について検討した。

 同本部警防課の山崎仁彰主査は「互いの戦術を知ることや継続的な訓練が有事の際の連携強化につながる」とし、同保安署の長内正巳次長は「今後は危険物の取り扱いもある苫小牧港の臨海工業地域を対象にした合同訓練にも取り組みたい」と話した。

 両機関は1969年、船舶消火に関する業務協定を締結。相互理解や連携強化などを目的に原則、毎年合同訓練を実施している。

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