アイスホッケーアジアリーグの王子イーグルスが、来年4月1日からクラブチームになることが決まった。苫小牧市を拠点に最も長く日本アイスホッケー界をけん引してきた実業団。競技の振興、発展はもちろん、より地域に愛されるチームを目指して新たな一歩を踏み出す。
選手、指導スタッフ陣は1日、午前の氷上練習を前にチーム合宿所=表町=で王子製紙苫小牧工場工場長代理の大倉孝之部長からクラブ化決定の説明を受けた。菅原宣宏監督(45)は「大きな動揺はなく、みんな前向きに捉えていた。直後の練習でも『目の前のことに集中してやるだけ』と10日開幕のアジアリーグ・ジャパンカップに向けて頼もしい言葉が聞こえた」と話す。
さらに「チームはもちろん、日本アイスホッケー界に最大限配慮していただいた」と続けた。「これからは、より自分たちが何をすべきかを考えて行動していかなければならない」と決意をにじませた。9月下旬のプレシーズンマッチでは東北フリーブレイズを攻守で圧倒し2連勝するなど、国内リーグ制覇に向け着々と力を付けている。「会社や地域の方々の期待に変わらず応えていく」と語った。
北海道栄高校アイスホッケー部は、王子の堅守を支えるDF佐々木一正選手(30)の母校。主将の佐野和希さん(3年)は「伝統あるチーム。これからも王子らしくあってほしい」。小学アイスホッケーのBLUEサンダーズに所属する佐藤優晟君(若草小5年)は「形が変わっても、またアジアリーグを制覇して日本のホッケー界を盛り上げてほしい」と期待していた。
王子イーグルス後援会会長の伊部廣明さん(74)はチームによるこれまでのジュニア選手育成などの側面も挙げて感謝し、「『将来、王子でプレーしたい』と言う子はたくさんいる。これからも日本のアイスホッケー界を引っ張っていってほしい」と話した。
















