白老町虎杖浜の虎杖浜神社の社殿建て替え工事で、氏子総代会(松田喜代一会長)は2日、上棟祭を行い、新しい社殿が無事に完成することを祈願した。
明治時代に創建された同神社の現社殿(面積51平方メートル)は、1943(昭和18)年の建設から77年たち、著しく老朽化。改修も不可能な状態となったため、氏子総代会が建て替えを決めた。工事は順調に進み、建物(41平方メートル)の柱や壁なども組み上がったことから、この日、上棟祭を開いた。
関係者は新社殿の祭壇に供物を添え、これからの工事の安全と無事に完成することを祈願した後、餅まきを行った。
境内には大勢の地域住民が集まり、関係者が新社殿の屋根から100キロ分の餅をまいた。地元の保育園児らも参加し、にぎやかに餅を拾い集めた。
地域を見守る新社殿の完成は12月の予定で、氏子総代会の松田会長は「虎杖浜住民の心のよりどころとなる新社殿の完成が待ち遠しい」と話した。

















