アイヌ民族の農耕学ぶ 白老で小学生ら収穫体験  

アイヌ民族の農耕学ぶ 白老で小学生ら収穫体験  
ジャガイモを収穫する参加者

 一般社団法人白老モシリは9月30日、白老町森野地区で「山のイオル・穀物採取体験」を開いた。町内の小学生や大人30人余りが参加し、アイヌ民族の農耕について学んだ。

 アイヌ文化の保存・伝承活動の行事で、体験行事には萩野小の児童や教員、一般参加の計34人が参加。森野地区で育てているキビやジャガイモを収穫し、ヒエの脱穀も行うなど、アイヌ民族の農耕を体験した。また、マツで作った伝統的な仮小屋(クチャ)も見学した。

 昼食時にはヤブマメご飯、シカ肉ジンギスカン、イモ団子、カボチャ団子などアイヌ民族ゆかりの食材を使った料理を試食し、伝統の食文化に理解を深めた。

 参加した女子児童(9)は「アイヌ民族がどのような物を食べていたのか、よく分かりました」と話し、男子児童(10)も「試食した料理がとてもおいしかった」と笑顔を見せた。

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