政府の観光需要喚起策「Go Toトラベル」の対象に東京都発着旅行が追加されて初の週末を迎えた3、4の両日、新千歳空港は旅行客らでにぎわいを見せた。ただ、羽田線の利用者は東京都民よりも、千葉や神奈川など他の関東圏の都市からの旅客が目立った。
同空港国内線到着ロビーは3日、キャリーケースや土産物袋を携えて降り立つ人たちで混雑していた。友人と道内旅行に訪れたという東京都の会社員女性(30)は、札幌や小樽、登別に足を運ぶ予定。「GoToから東京が除外されたので、いったん旅行を延期したが思いがけず今回追加されて時期が重なった」と笑顔。「宿泊費などが1万5000円ほど浮いたので、食事やお土産代に回したい」と笑顔を見せた。
東京都新宿区の会社員横溝拓実さん(31)は「東京がGoToの対象になってうれしい。予約を取り直し、旅行の費用が3割ほど安くなった」と喜ぶ。道内滞在は5泊6日で札幌、帯広をはじめ道東方面にも赴く予定。妻の睦さん(31)も「しばらく外に出ることがなかった。イクラを食べたい」と旅行に期待を膨らませた。
一方、道民の受け止めを気にする声も。札幌の親戚を訪ねるという東京都の40代女性は「東京ではまだコロナの感染者が多く出ており、都内から来たと聞いたら北海道の人にどう思われるか」と心配した。
羽田線の新千歳到着便については聞き取りなどの結果、東京以外の関東圏在住者の利用が目立っており、都民の動きが活発化するのはもう少し先になりそう。国内線ビルの土産物店に勤務する女性は「GoToに東京都発着旅行が追加されても、人の動きはまだそれほど変化していない印象。今月中旬から動きが見えてくるのでは」と話した。
















