立地適正化計画策定へ コンパクトなまち見据え課題整理に着手 苫小牧市

立地適正化計画策定へ コンパクトなまち見据え課題整理に着手 苫小牧市

 苫小牧市は、コンパクトシティー化の長期的展望を描く「立地適正化計画」策定に向けた検討に入った。人口減少と高齢化の同時進行を踏まえた、市街地の集約化や公共交通を生かした新たなネットワーク形成の方策などを模索しており、策定に当たっての課題整理に着手した。

 同計画は居住機能のほか医療、福祉、商業、公共交通などの多彩な都市機能を誘導するエリアを絞って地域交通ネットワークと具体的に連携させるのが特徴。おおむね20年後のコンパクトなまちづくりのビジョンを示す。国土交通省によると、計画を策定済みの都市は全国339都市のうち、道内では室蘭市や釧路市など18市町に上る。

 9月の市議会定例会の質疑で市は同計画策定の必要性を認め、国の補助金採択も見据え、課題整理を進める考えを示していた。

 市は2019年4月に第2次都市計画マスタープランを策定。JR苫小牧駅周辺を都市拠点と位置付けたほか、東西に長いまちであることを踏まえ、4カ所の生活拠点の形成を図り、交通ネットワークでつなぐ考えも打ち出している。

 20年度中に市内の路線バスなどの公共交通再編に踏み込んだ公共交通計画が完成予定で、立地適正化計画策定に向けた下地が整いつつある。

 市の担当者はコンパクトシティー化に向けては「都市計画や公共交通の観点ばかりではなく医療、福祉、教育、防災などの施策と連携させてまちの全体像を描いた上、地域ごとに検討する必要がある」と強調。新型コロナウイルス流行に伴う市民のライフスタイルの変化を注視しながら、計画策定に伴う課題整理を急ぐ。

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