厚真中央小学校(吉岡ゆかり校長)の4年生児童が5日、学校裏にある森の道作りを行った。町内で林業を営む西埜将世さんの協力を得て、馬ぞりの体験や馬搬による倒木処理を見学するなど、町を支えてきた林業について学んだ。
自然体験学習の一環として、今年度初めて取り入れた。参加した児童30人は、専用のはさみやのこぎりを使って枝を剪定(せんてい)し、森の中に道を作った。児童たちは実際に、馬に引いてもらう馬ぞりを体験をしたほか、森の中で切り倒した樹木を馬が力強く運ぶ姿を見学し、「頑張れ」「おー」と歓声を上げた。
馬ぞりに乗った大垣成示君(10)は「馬の力が強いことを知ることができた。改めてすごい仕事をしているんだと思った」と興味を示した様子。西埜さんは「みんなの努力で道ができた。使えば使うほど道ができてくるので、また機会があれば一緒に森で過ごす時間をつくれたら」と呼び掛けていた。

















