歩行者も自衛策を 東胆振と日高 死亡交通事故多発 再発防止に向け現場診断実施

歩行者も自衛策を 東胆振と日高 死亡交通事故多発 再発防止に向け現場診断実施
事故現場の状況を確認する苫小牧署員ら=6日午後2時ごろ、苫小牧市ときわ町3

 苫小牧と白老町で9月26日に4人が死亡したのをはじめ東胆振と日高で9月以降、交通死亡事故が相次いでいる。中でも苫小牧署管内の交通死亡事故者数は今月7日時点で12人に上り、すでに昨年1年間の10人を超えた。苫小牧署は5、6両日、再発防止に向けた現場診断を行い、立ち会った関係者はドライバーだけではなく、歩行者も事故に遭わないための自衛策が必要と指摘している。

 苫小牧市ときわ町では9月26日午前4時50分ごろ、ワンボックス車が左折中の大型トレーラーに追突し、19~25歳の男女3人が死亡。白老町虎杖浜でも同日午前2時10分ごろ、48歳の男性が軽乗用車にはねられて亡くなった。一日で4人が命を落とす深刻な事態を受け、現場診断には自動車学校やトラック協会、交通安全協会などの関係者も参加。ときわ町の現場には、道警本部から箱崎和好交通管理官が立ち会う異例の対応となった。

 ときわ町の死亡事故では3人が乗っていたワンボックス車の損傷が激しく、前方不注意やスピードの出し過ぎなどが指摘されている。箱崎交通管理官はドライバーに慎重な運転を求めるとともに、白老町で歩行者がはねられた事故を踏まえ、「夜間は相手から自分の姿が見えにくい。夜光反射材を身に付けるなど対策を」と歩行者自らが身を守る行動を取る大切さを強調。地域での取り組みも必要とし、住民同士の声掛けとともに「暴走車を見たら110番通報を」と話した。

 白老町では現場診断当日の5日、現場から1キロほど離れた場所で、地元関係者約50人による旗の波運動を展開した。

 また、門別署管内では9月18日に平取町二風谷の国道で大型トラックと軽乗用車が正面衝突し、72歳の男性が死亡した事故を受け、同署が今月1日に現場診断を実施。静内署は9月下旬、新ひだか町で高齢者の事故防止を呼び掛ける啓発活動を行うなど、各警察署で取り組みを進めている。

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