今月から外科に常勤医 白老町立国保病院

今月から外科に常勤医 白老町立国保病院

 白老町立国保病院は1日付で外科医師1人を新規採用し、常勤外科医による外来診療を始めた。同病院の常勤医師は3人体制となり、医療サービス向上につなげる。

 採用については、8日の町議会定例会10月会議で戸田安彦町長が報告した。今月から勤務するのは、北見市の民間医療機関で働いていた田口博一氏(50)。専門分野は一般外科と救急科で、主に外科系総合医として初期治療の実績を持つ。

 町立国保病院では当面の間、毎週火曜日午前と木・金曜日の午後の週3回、外来診療を受け持つ。入院患者への対応や夜間当直業務なども担当する。

 同病院では2013年4月以降、常勤の外科医が不在の状況となり、出張医で診療に対応してきた。このため、同病院は常勤医採用に向けて関係機関への要請を続け、採用に結び付いた。

 同病院の常勤医は、昨年12月に内科医1人の退職により2人体制となっていたが、今回の採用で3人体制へ戻った。また、来年4月には新たに内科医1人の採用も予定しており、赤字経営が続いている同病院は医師体制の強化による医業収益の向上にも期待を寄せている。

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