むかわ町観光協会による地元特産品の鵡川ししゃもを味わってもらう新たなグルメイベント「鵡川ししゃも小屋」が9日、町内松風のぽぽんた市場横の特設会場で始まった。初日は好天にも恵まれ、道内外から6組の観光客らが来町。炭火でじかに焼いた旬の味覚を存分に堪能する光景が広がった。
新型コロナウイルス感染症対策のため、テントが張られたブースごとに仕切りを設置。会場内に香ばしい香りが漂い、来場者の食欲をそそった。
大阪府から新婚旅行で訪れた木下洋樹さん(28)・優和さん(28)夫妻は「大阪で食べているししゃもと違い、ふっくらとしているし、パリッと焼き上がって身がしっかりしている。やっぱり本場は違いますね」と絶賛していた。
今回のイベントはコロナ禍に加え、町内で例年11月上旬に行われる「鵡川ししゃもまつり」が1日開催のため、店舗や会場内が混雑する状況を踏まえ、同協会が新たなスタイルとして企画した。地元の吉村燻製工房の協力を得てホッキ貝やタコの空揚げなどの販売で協力している。
同協会の荒舘康治事務局長は「町外から来た人にどれだけ満足してもらえるか。ここを拠点にお店に足を運び、実際に店主の話も聞いてもらえたら」と波及効果を期待していた。
イベントは11月1日まで(毎週火、水曜定休)開催。時間枠は▽午前10時~▽同11時~▽正午~▽午後1時~の枠内で行う。料金は1回(50分)につき5人までとし、税込み2000円で場所を提供する。雄10尾、取り皿、割り箸、焼き台が付く。会場を利用して飲食する場合は、チケットの購入が必要。チケットはチケットぴあ、セブンイレブン、ファミリーマートで扱っている。定員は平日各10組(土日は各20組)。
問い合わせは同協会 電話0145(47)2480。

















