道立総合研究機構函館水産試験場は、9月上旬に実施したスケトウダラ資源調査の結果をまとめた。渡島から胆振海域にかけての魚群平均反応量は、年間を通して不漁だった前年同期を下回り、水温も高めの状態が続いているという。
10~11月のスケトウダラ漁の漁期序盤を占う調査で、同水試調査船「金星丸」が9月4~10日、道南太平洋海域で産卵来遊群の分布調査を行った。
調査海域のうち、南茅部(函館市)沖、登別沖の観測点では、水深100~300メートル付近の海温が2002年度以降の平均値と比べて1~2度高かった。成魚の生育に適しているとされる水温5度以下は、両地点とも水深220メートルよりも深い地点だった。
海域の魚群平均反応量は前年同期を下回ったが、水深350~400メートル付近の深い海域は強い反応があったという。
同水試は「資源量は年々減っているが、調査時期はまだ海水温が高かった。もう少し寒い時期にならないと、本格的に魚が岸に寄ってこないかもしれない」と話す。
調査結果は、同水試ホームページで「スケトウダラニュース」として公表中。次回調査は11月下旬に実施し、12月に結果の公表を予定している。苫小牧沿岸のスケトウダラ漁は2日に始まった。
















