国が白老町のポロト湖畔に整備したアイヌ文化発信拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)は、12日で開業から3カ月を迎えた。新型コロナウイルス感染拡大の逆風に遭いながらも、国立アイヌ民族博物館を中核とした施設の来場者は11万人を超え、順調な滑り出しを見せている。
ウポポイは新型コロナの影響で、当初予定より2カ月半遅れて7月12日にオープンした。管理運営するアイヌ民族文化財団(本部札幌市)によると、入場者数は10日現在で11万8031人。財団の今井太志専務は「感染対策の入場制限下でも多くの来場があり、アイヌ文化への関心の高さがうかがえる」と受け止める。
今月に入り、博物館などの入館制限を見直し、開業以降見送っていた体験プログラムも一部実施するなど、コロナ対策の緩和に動き始めた。道内のアイヌ文化保存会と連携し、各地の古式舞踊をウポポイで披露する準備も進め、「文化復興と発信の拠点機能をより充実していきたい」と言う。
















