白老町は、駅北観光商業ゾーン(ポロトミンタラ)に空気で膨らませたトランポリン遊具など大型遊具を設置し、開放した。民族共生象徴空間(ウポポイ)の経済波及効果の取り込みに向け、町が開設したポロトミンタラを観光客以外、町民にも利用してもらう取り組みだ。
大型遊具は、高さ1・7メートルと同1・1メートルの大小の半球シート上で飛び跳ねたり、滑ったりできる大型エア遊具「ふわふわドーム」と、さまざまな突起物が付いた高さ約2メートルの壁をよじ登って遊ぶ「クリフクライマー」の2基。町がポロトミンタラ内の観光インフォメーションセンター西側スペースに、4200万円を投じて整備した。
遊具の完成に伴い、町は10日、町内の育児サークルの親子ら20人余りを招いてオープニングセレモニーを開催。戸田安彦町長が「大いに利用し、楽しんでもらえれば」とあいさつした後、子供たちが「危険なことはしない」「近くにいる人に気を付ける」など遊具利用の「10の約束」を読み上げた。
子供たちは、供用が開始された遊具で早速遊び、歓声を響かせた。
利用は午前9時から午後4時で、10月末までを予定。来年は4月ごろから利用できるようにする。町は「ポロトミンタラの町民利用を促したい」としている。

















