白老町消防本部は13日、道防災航空室と連携した山岳救助訓練を同町の萩の里自然公園などで行った。
約40人が参加した訓練は、山で滑落事故が発生し、防災ヘリコプターなどを使って負傷者を救助、搬送するという想定で実施した。萩の里自然公園の丘陵斜面を事故現場に見立て、資機材で負傷者を救出した後、防災ヘリコプターに引き上げて搬送。着陸地点の白翔中学校グラウンドで救急車に引き継ぐまでの一連の動きを確認した。
現場には地域住民やしらおい防災マスター会のメンバーらが集まり、緊張感が漂う実践的な訓練の様子を見守った。
町内では登山や山菜採りでの事故で、救急隊が捜索や救助に当たった事例が過去5年間に9件起きている。笠原勝司消防長は「アウトドアブームの中で訓練の重要性は高まっている」と話した。

















