道教育委員会は22日、2019年度の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」結果を発表した。道内公立小・中学校、高校、特別支援学校のいじめの認知件数は前年度比12・3%(2488件)増の2万2574件に上り、過去最多となった。小・中学校の不登校の児童生徒数も7544人となり、前年度に比べ17・5%(1124人)増えて過去最多に。学校現場の深刻な実態が浮き彫りになった。
文部科学省が実施した調査の本道分を集計した。道内公立小・中学校、高校、特別支援学校1908校(前年度比20校減)、46万1381人(同8384人減)を対象に調査した。
認知件数が過去最多となった、いじめの内訳は、小学校が1万8525件(前年度1万5950件)と2500件余り増加。中学校は3209件(同3204件)と横ばいで推移。高校は749件(同799件)、特別支援学校は91件(同133件)で共に減少した。小学校のいじめが増加していることに関して、道教委では「小さなトラブルもいじめと捉え、初期段階から認知することが、各学校で浸透してきた」と説明している。
小学校のいじめの態様(複数回答)では、「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」が62・4%で最多。以下、「軽くぶつかられたり、遊ぶふりをしてたたかれたり、蹴られたりする」(28・2%)、「仲間はずれ、集団による無視をされる」(21・2%)の順となった。
小中学校の不登校の児童生徒数も上昇カーブを描く。内訳は小学校が1986人で前年度に比べ29%増。中学校も13・8%増の5558人に上った。不登校の要因では「無気力、不安」(38・9%)が最も多く、「いじめを除く友人関係をめぐる問題」(14・1%)が続いた。
不登校は高校でも増加傾向で850人となり、前年度に比べ25人増えた。
一方、小・中学校、高校の暴力行為は802件で、前年度(804件)に比べほぼ横ばいで推移。内訳は、小学校が84件増えて321件となったのに対し、中学校が344件(前年度355件)、高校が137件(同212件)と共に減少した。
高校の中途退学者は1336人となり、前年度比185人減少。中途退学の理由では「進路変更」(37・6%)と「学校生活・学業不適応」(29・6%)が上位を占めている。
















