第72回苫小牧市民文化祭実行委員会・苫小牧市民文芸第62号編集委員会は市民文芸奨励賞・短詩型部門に、川沿町在住の山田幸雄さん(73)=俳号・凡=の俳句作品を選んだ。すくすくと成長する孫の姿を詠んだ温かな作品で、俳句歴4年目という山田さんは「驚きと喜びで胸がいっぱい」と話している。
受賞作品は「大寒や赤子のあうらやはらかき」「ブランコを漕ぎて青空突き返す」「小満や半紙とびだす太き文字」など7句構成。札幌や苫小牧で暮らす1歳から小学4年の孫5人との日々を題材にした。山田さんは「『かわいい』『孫』といったありきたりな言葉を使わず、限られた文字数で描く方法を模索して完成させた苦心の作」と語る。
同編集委員会によると、文芸賞への応募数は長文型11点、短詩型32点。選考会は9月に市文化会館で開かれ、苫小牧工業高等専門学校の蓼沼正美教授、元苫小牧駒沢大学教授の林晃平さん、文芸評論家の妹尾雄太郎さんが選考委員を務めた。
「大寒や―」は厳しい寒さと足の裏の柔らかさの対比表現が、「小満や―」は勢いのある子どもの様子に目を細める姿が見えると高く評価された。山田さんは「受賞を励みに、これからも頑張りたい」と意欲を見せた。
山田さんが所属する苫小牧やまなみ俳句会の大泉和美代表は「山田さんは非常に熱心な人。会にとっても大変喜ばしい」と語る。苫小牧俳句協会の名取光恵会長は「自分の孫のみならず、どこの子の成長も見守ろうとする大きな心で詠まれた作品。山田さんの優しいお人柄が表れており、俳句に取り組むみんなの励みにもなる」と喜んだ。
受賞作品などを掲載した市民文芸第62号は24、25の両日、市総合体育館の総合展示会場で販売(1000円)。26日以降は市教育委員
会生涯学習課でも販売する。
















