食肉製造卸売業の「肉の山本」(本社千歳市、山本歳勝社長)が千歳市流通3に建設していた本社・工場が完成し、23日から操業を開始した。
旧本社・工場は築後16年となり、需要増に伴う施設の狭あい化、生産力向上の必要から近接する土地4480平方メートルを購入。総投資額約7億円を投じて今年4月に着工していた。
新たな本社・工場は鉄骨造り一部2階建て延べ2182平方メートル。広さは旧本社・工場の2・5倍という。作業効率を考え、冷蔵庫と冷凍庫は数を増やして原料、製品別に設置、加工スペースも広げた。これまで手作業だった肉詰めとたれの注入を真空包装と合わせて自動化。従業員の意見を生かして特注の自動湯せん機も導入するなど、受注増に対応し量産体制を強化した。
また、出荷・入荷ヤードを冷蔵エリアにして品質の保持に努める。食品衛生管理の国際基準のHACCP(ハサップ)も取得した。
山本社長は「新型コロナウイルスの感染拡大で取引先の飲食業の受注が低迷する一方で、ネット通販の需要が伸びている」と話す。「自動化で生産力向上に努めたい。社員のモチベーションも上がっている。現状を底上げし、10年後には30億円企業を目指したい」と意欲を語る。
同社は1951年2月創業。「千歳ラム工房」や「にくやまハム」ブランドで道内外の飲食店に製品を供給。ギフト通販会社や量販店、コンビニ、スーパーに食肉を卸す。「精肉本舗やまもと」(札幌・サンピアザ)を直営。従業員は約100人。2020年の売上高(6月決算)は前年同期比8%増の12億円。



















