中央競馬第81回菊花賞(G1、芝3000メートル)でクラシック3冠を手にしたコントレイル。新冠町美宇の生産牧場ノースヒルズ(前田幸治代表)には25日のレース後、鳴海修司町長や関係者が駆け付け、歓喜に沸いた。
同牧場では20人ほどのスタッフがテレビで応援。ゴールの瞬間、「やった」「よかった」と大声援が上がり、牧場責任者の佐藤雄輔ゼネラルマネジャー(46)は「ほっとしました。ここにいる時は手のかからないおとなしい子でした。本当にとてもうれしいです」と喜びをかみしめた。
レース後は、牧場事務所に鳴海町長や日高軽種馬農協の須崎孝治副組合長、新冠町農協の前川隆範組合長、牧場関係者が集まり、牧場スタッフと共に万歳で勝利を祝った。
須崎副組合長は「新冠の夢だった3冠を達成して、とてもうれしい。他の牧場の励みになる」と語り、鳴海町長も「3冠、心からおめでとう。コロナ禍にあって、無敗の7連勝の偉業は多くの人に夢と希望を与えてくれた」と満面の笑みで話していた。
父ディープインパクトも2005年に無敗でクラシック3冠を成し遂げている。父子2代にわたる無敗の3冠馬は史上初の快挙、競馬の歴史が変わった瞬間だった。

















