「白老郷土文芸」第40号を発刊 町教委に13冊寄贈

「白老郷土文芸」第40号を発刊 町教委に13冊寄贈
安藤教育長(左)に「白老郷土文芸」新刊を手渡す文連協の竹下会長ら関係者

 白老町文化団体連絡協議会(文連協、竹下和男会長)は、地元文芸誌「白老郷土文芸」第40号を発刊した。小説や随筆、短歌、俳句など町民から投稿された27編を収録。26日には町教育委員会へ13冊寄贈した。

 文連協は、郷土への思いを込めた町民の作品を取りまとめ、収録した白老郷土文芸を毎年1回発行している。今号(155ページ)は小説1編、随筆4編、短歌2編、俳句と川柳各1編、論考5編などを収録したほか、町教委の2019年度小中学校読書感想文コンクールで入賞した小学6年生と中学3年生の作品5点も掲載した。「白老町現代史」「松浦武四郎の蝦夷地踏査とアイヌ民族」など資料的価値の高い郷土史も載せている。

 26日には竹下会長、岩間隆一編集委員長(白老ペンクラブ会長)、文連協の日野戸謙一事務局長が町教委を訪れ、町内の学校や図書館などへの配布用として新刊を届けた。岩間編集委員長は「みんなが力を合わせ、40号を発刊することができた」と述べ、竹下会長は「今回、小中学生の読書感想文を初めて掲載した。今後も途切れることなく発行していきたい」と意欲を示した。新刊を受け取った安藤尚志教育長は「多くの町民が目を通し、郷土愛を深めてもらえれば」と述べた。

 白老郷土文芸は1冊600円。町教委、しらおい創造空間「蔵」、こんや、カメラのむらかみ、喫茶休養林で扱っている。

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