厚真町土地改良区が落水式 水神宮改修で復興と半世紀を祝賀

厚真町土地改良区が落水式 水神宮改修で復興と半世紀を祝賀
水神宮の全面改修を記念して行われた植樹セレモニー

 農業水利施設の整備や維持・管理などを行う厚真町土地改良区(山田英雄理事長)は27日、町内幌内の厚真ダム近くの高台にある水神宮で落水式を執り行った。併せて、一昨年9月に発生した胆振東部地震で損壊した水神宮社殿を全面改修したことを記念する植樹が行われた。

 落水式は、ダムを管理する町土地改良区が主催する恒例の神事。例年、豊穣(ほうじょう)の秋を迎えたことへの感謝を込めて実施するが、今年は水神宮が設立して50年の節目の祝賀も兼ねた。

 この日の神事には町土地改良区の職員をはじめ、西野和博副町長、町議会の渡部孝樹議長、胆振農業事務所の小野尚二所長、JAとまこまい広域など農業関係者ら約40人が参列。一人ひとり玉串を奉てんし、豊かな秋の実りを祝った。

 また植樹セレモニーは、水神宮の全面改修を受けて実施した。エゾヤマザクラ12本を用意し、参列者が苗木に土を掛けた。

 山田理事長は「今年でちょうど設立50年。地震で大きな被害に遭ったが、これが一つの節目となり、また新しいスタートになる」と話した。

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