子ども食堂を運営する苫小牧市内のNPO法人「寺子屋みんなの未来」は、住み良い地域社会づくりに取り組む団体を表彰する「あしたのまち・くらしづくり活動賞」(あしたの日本をつくる協会など主催)で振興奨励賞を受賞した。同法人の山川貢代表(62)は「受賞を励みに、このまちに生まれてよかった、来てよかったと思える地域づくりを進めたい」と語る。
同法人は2017年10月設立。月に一度、日新町の日新町内会館で子ども食堂「寺子屋みんなの食堂」を開き、幅広い年代の住民に食事を提供しているほか、小中学生への学習支援も展開。さらに協力農家での収穫体験を通じた食育イベントも行っている。
今年度は新型コロナウイルスの影響で食堂活動ができなかったこともあり、弁当を子育て世帯に提供するという初の試みにも着手。食を軸としたこれらの活動を通して子どもの居場所づくりを進めると同時に、活動に関わるさまざまな立場の人々が交流し合う形の地域コミュニティー強化も目指してきた。
山川代表は「市内では子ども食堂を含め、地域内での子どもの居場所が少ない。今後は市内の各種団体に働き掛けながら増やしていきたい」と意気込む。
同活動賞は、地域が直面する諸課題を住民自ら解決しようと行動し、住み良い地域社会の創造を目指す市民団体などを表彰する事業。同協会によると、今年度は220団体から応募があり、同法人を含む28団体が入賞した。市内からの入賞は過去10年間で同法人のみ。
















