有志でつくる団体「あびら鉄道交流推進協会」(通称おおぞら会)は3日、安平町追分の道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」構内に展示している特急用ディーゼル気動車「キハ183系」の冬囲い作業を行った。
キハ183系は、国鉄時代から30年以上にわたって道内を走り続けた鉄道ファンになじみ深い車両。2017年に運用を終えた後、北海道鉄道観光資源研究会(札幌市)が資金を集め、JR北海道から取得した2両のうち1両を道の駅で保管している。今季は4月中旬から10月にかけて、一般に公開した。
この日、おおぞら会のメンバー15人ほどが集まり、巨大なシートを車両にかぶせた。おおぞら会の矢野友宏事務局長は「全国的にも人気の車両で『きれいに保存してほしい』『冬期養生してほしい』という声が多かった。傷んだ部分を補修しながら来春にまた披露したい」と話していた。

















