苫小牧消費者協会の職員で構成する「寸劇研究会」はこのほど、市東地域包括支援センターが東開町総合福祉会館で開いた介護予防教室で特殊詐欺に注意を呼び掛ける出前講座の寸劇を披露した。地域住民約40人が参加し、詐欺の手口やだまされないために注意すべきことを学んだ。
寸劇研究会は2017年に発足した。メンバーは7人。特殊詐欺や押し売りなど、手口が複雑で口頭では伝わりにくい事例を寸劇にし、市内の高齢者教室などに出向いて演じている。
この日は「キャッシュカードすり替え詐欺」をテーマに、メンバー5人が詐欺グループの手口を演じた。
主人公の主婦の元に、まず警察官を装った男から「銀行口座から10万円が引き落とされており、後日、銀行員が伺う」と電話がかかってくる。次に銀行員を装った男が家を訪れ、主婦から通帳とキャッシュカードを封筒に入れて預かると、隙を見て偽物の封筒とすり替えて本物を盗む。最後に封筒の保管を指示し、「これから新しい口座を作ります」とだまして家を出る。
研究会の菅原實代表(79)は、演じた事例は全員が詐欺仲間の「劇場型」と説明。「相手はどのような手口で近づいてくるか分からない。心をしっかり閉じて、不審に思ったら警察や消費者協会に相談を」と呼び掛けた。
















