罪を犯した人や非行少年の更生を支える保護司として長年活躍し、2020年度北海道社会貢献賞(更生保護功労者)を受賞した苫小牧地区保護司会の八木響子さん(64)=安平町追分地区在住=の表彰伝達式が5日、町役場総合庁舎で行われた。胆振総合振興局の花岡祐志局長から賞状、記念品が贈られ、「身に余る光栄」と喜びを語った。
保護司は法務大臣から委嘱を受けた非常勤の国家公務員。罪を犯した人たちが処分を受けた後に、再び過ちを犯すことなく社会の一員として早期に更生できるよう手助けし、犯罪や非行の予防を図る。道は15年以上にわたって保護司として活動し、その功績が顕著な人をたたえている。
八木さんは01年に保護司となり、約20年にわたって活躍。「立ち直った子、立ち直るのに時間がかかった子もいたが、元気に生きていると聞いた時に少し力になれたのかなと感じる」としみじみ振り返る。現在は安平分区長を務め、「平和で元気な地域づくりに少しでも貢献できたら。子どもたちが安心安全にすくすくと育つような町にしていきたい」と思いを語った。

















