津波防災の日の5日、苫小牧港で避難訓練が相次いで行われた。参加者は地震後の避難や火災の消火、高い場所への避難手順を確認。新型コロナウイルスの感染予防策やサイレンの音が聞き取りにくいなど課題点も見つかり、各関係者は改善を進めながら万が一の事態に備える考えを示した。
苫小牧西港フェリーターミナルでは、震度5弱の地震で火災や津波発生を想定した防災避難訓練を実施。約60人の参加者は机の下に入って身を守る行動を取ったほか、模擬消火活動とともにビル内に入居するフェリー会社や各テナントの従業員を避難誘導する流れを確認した。訓練を企画した苫小牧港開発の飯村豊常務は「新型コロナ感染防止も進めながら、安心安全なターミナル運営を続ける」と話した。
東港国際コンテナターミナルでは、苫小牧市と苫小牧港管理組合による地震津波に対応する合同避難訓練が初めて行われた。約20人が約20分をかけ、同ターミナル内の岸壁から隣接する大型冷凍冷蔵倉庫「北海道クールロジスティクスプレイス」の高さ38・95メートルの屋上まで避難した。同倉庫を管理する苫小牧埠頭によると、倉庫屋上は1700人の避難スペースがあり、水や食糧など300人分の備蓄品も3日分確保しているという。
東港の訓練では、サイレンが聞き取りにくい課題も浮上。苫小牧港外貿コンテナ事業協同組合の味村康司専務は「避難を促す音声のボリュームを上げるなど改良が必要」と話した。
















