道央道苫小牧中央IC 開通日決定、地元に喜び

道央道苫小牧中央IC 開通日決定、地元に喜び
来月13日に開通する道央道苫小牧中央IC。地元関係者の期待は大きい=9月23日、ドローンで撮影

 道と東日本高速道路北海道支社が5日、建設を進めてきた道央自動車道苫小牧中央インターチェンジ(IC)が12月13日午後3時に開通すると発表したことを受け、苫小牧市内の行政関係者や経済界などから歓迎の声が上がっている。観光や救急搬送などの利便性向上とともに物流拠点としての機能強化が期待できるが、買い物客が札幌圏に流出する懸念もあり、関係者の多くが開通後の動向を注目している。

 苫小牧市の岩倉博文市長は「念願の中央ICの開通日が決まり、大変喜ばしい」と笑顔で歓迎した。医療の連携強化や物流機能の向上などさまざまな可能性を秘めていることを強調し「市民生活や地域経済に新しい流れが生まれることを期待したい」と述べた。

 苫小牧商工会議所の宮本知治会頭も「経済界として、市内中心部のIC完成を心待ちにしていた。コロナ禍で暗い世相の中、明るい話題になる」と喜ぶ。物流都市の機能強化などを挙げる一方、移動しやすくなることで「買い物などで札幌に行く人が増える可能性もある」と指摘した。

 物流港である苫小牧港へのアクセス向上を期待しているのは、苫小牧港管理組合の佐々木秀郎専任副管理者。「RORO船(フェリー型貨物船)やフェリー貨物を運ぶトラックにとって、苫小牧港・西港までの輸送時間が短縮できる」とし、道内と本州を結ぶ拠点への物流効率化を挙げる。

 観光分野への波及効果も期待される。現在は苫小牧東ICと苫小牧西ICの2カ所から市内の観光施設を巡る観光客が多いが、苫小牧観光協会の市町峰行会長は「交通の利便性が高まることで中心部に来る人が増える」と分析。中央ICから観光施設や宿泊施設に向かうなど交流人口の増加を強く期待している。

 苫小牧市医師会の沖一郎会長は「市立病院だけでなく、胆振、日高周辺の医療機関にとっても利便性が高まる」と強調する。高次医療機関への搬送環境が向上することで「札幌の医療機関にアクセスがしやすくなったメリットも大きい」と地域医療への効果も挙げている。

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