苫小牧市音羽町の妙見寺(末澤隆信住職)で2日、読書会「お寺de名著」が開かれた。13人が参加し、第163回直木賞の受賞作で苫小牧東高校OBの馳星周さんの小説「少年と犬」に対する思いを語り合った。
隔月開催の恒例企画。「少年と犬」は、東日本大震災で飼い主とはぐれた1匹の犬「多聞(たもん)」が、多くの人の手を渡り歩きながら目指す地に向かう物語。
参加者は自己紹介を兼ねて自分が好きなシーンを発表し合った後、作品の感想や内容の考察について自由に意見交換した。
多聞のけなげで愛情深い様子から自分の飼い犬を思い出したという人や、「犬と人間という種の違いを超えて命と命の関わりのありようを描いた作品では」と考察する人など、さまざま。ノワール小説の名手・馳さんの新境地とも言える本作に感動したという声も上がった。
次回は来年1月に開催する予定。
















