若者が長く安心して地元で働き続けられるよう、えりも高校と浦河高校の1、2年生が地域の仕事や企業を広く知る「地元産業・企業魅力発見フェア2020」がこのほど、浦河町の日高地域人材開発センターで開かれた。両校合わせて56人が参加し、13の企業や団体の仕事内容について理解を深めた。
日高振興局の主催。日高教育局と日高地域人材開発センター運営協会が協力した。道内学卒者の早期離職率が全国と比べて高い水準にあることから、就職活動に役立つ企業情報を提供し、高校生に地元企業への理解を深めてもらうのが狙い。来年度は静内高、静内農業高、富川高、平取高、日高高を対象に実施する。
今回の参加事業所はうらかわ優駿ビレッジ「アエル」、浦河わらしべ園、えりも漁協、苫小牧電気工事業協同組合青年部、日高軽種馬農協、日高建設協会、日高信用金庫、日高地域林業担い手確保推進協議会、ひだか東農協、浦河警察署など。
参加したえりも高の生徒は、希望する各展示ブースを回り、仕事のやりがいや労働条件、職場の雰囲気などを熱心に質問。日高建設協会のブースでは胆振東部地震の災害現場をドローンで撮影した動画を見たり、ミニドローンの操縦、距離や角度、高さなどを測量する機械操作を体験するなどした。

















