教職員ら 授業と研究公開発表会 小、中学校と図書館「学び」で連携 厚真

教職員ら 授業と研究公開発表会 小、中学校と図書館「学び」で連携 厚真
学校と町の図書館の連携について意見を交わした研究発表会

 道教育委員会が主催する2020年度小・中学校と市町立図書館の連携「公開研究発表会」が11日、厚真町の厚南中学校で開かれた。町内の小中学校教職員をはじめ、図書館関係者ら20人ほどが参加し、学校図書の整備や町の図書館を活用した授業づくりなどについて研さんした。

 授業では日本の鎖国後の歴史について、町の図書館から借りた本や資料を使った調べ学習する様子を公開。この後の研究協議で、厚南中の菅原清美教諭は今後の取り組みとして、▽教室にコーナーを設けていつでも資料を手に取れる環境をつくる▽単元に合わせた図書セットやリストの作成・記録化を町の図書館と連携して行う▽学校図書館年間活用計画の中に「町図書室資料」の項目を盛り込み、活用できる体制を整える―などを提起した。

 3グループに分かれて行われた議論では、すでに実施している町と連携した移動図書による読み聞かせや貸し出しの充実、今後の展望として「図書を通じた他校との交流や地域に向けた学校開放」といった意見が出ていた。胆振教育局教育支援課社会教育指導班の佐々木憲一主査は「子どもの読書習慣の定着と地域住民が学校図書を利用することで、地域のコミュニケーションが充実していくと思う」と話していた。

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