浦河町の荻伏小学校(金沢覚校長)の5年生7人が10日、町内富里、島田穣さん(81)の農場で「ななつぼし」のもみすりと精米を体験した。
町土地改良区と連携した米作り体験学習(田んぼの学校)で同校と浦河東部小が合同で取り組んでいる。島田さんの水田4アールを借り、両校の児童が6月5日に田植え、7月29日に稲の成長の観察、10月9日に稲刈りを行った。
この日は浦河東部小の児童が学校行事のために欠席。荻伏小の児童が作業を体験した。地域の保全や活性化を目的とした姉富東ふるさと守り隊(桑田博代表)、日高振興局農村振興課、町産業課職員らも応援に駆け付けた。
脱穀は事前に済んでおり、児童はもみすりと精米を体験。精米機から出てくる出来たての白米を、計量器を使って10キロの袋に詰めた。
天野璃音(りのん)さんは「精米機から流れ出た米を計量するのが重たくて大変だった。米作りのことがたくさん勉強できてよかった。試食が楽しみ」と笑顔で話した。児童は精米した177・5キロを学校に持ち帰り、今後予定している収穫祭で試食する。

















