むかわ町や兵庫県丹波市と丹波篠山市、熊本県御船町など8自治体から成る「にっぽん恐竜協議会」(会長・竹中喜之むかわ町長)はこのほど、恐竜化石を生かしたまちづくりをアピールするポスターとリーフレットを作成した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で活動が制限される中、地道に「恐竜のまち」をPRしていく考えだ。
ポスターはB2判で各自治体向けに120枚印刷。むかわ町のハドロサウルス科恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称むかわ竜)や丹波市の「タンバティタニス・アミキティアエ」、御船町の「テリジノサウルス類」など迫力満点の8体を掲載しており、公共施設などに貼り出す。解説付きのリーフレットはA5判で各600部を用意しており、今後のイベントなどで配る予定。
同協議会は18年にむかわ町、丹波市、丹波篠山市、御船町の4自治体で発足。現在は群馬県神流町、岩手県久慈市、福井県勝山市、徳島県勝浦町も加わった全国8自治体で構成している。
新型コロナウイルス感染者の急増を受け、むかわ町では14、15の両日、道の駅「四季の館」で予定していたむかわ竜の全身復元骨格(レプリカ)の町民お披露目会が延期になるなど先行きは不透明。町恐竜ワールド戦略室は「加盟する他地区との交流が難しい状況だが、連携を図りながら恐竜化石が産出されている自治体に協議会への勧誘活動を続けていけたら」と話す。

















