苫小牧市内在住の学習塾経営畠山俊彦さん(45)が7月に始めた海岸での集団清掃活動「浜辺クリーンアップ大作戦」で、これまでに集めたごみの総量が2トンを超えた。通算10回目の活動となった7日は有明町で実施し、打ち捨てられていた漁具やペットボトル、小型電化製品など約380キロのごみを拾った。畠山さんは「環境汚染は非常に深刻。多くの人に関心を持ってもらいたい」と訴える。
以前からSDGs(持続可能な開発目標)に関心があった畠山さんは自らも環境問題に取り組もうと7月、SNS(インターネット交流サイト)上で「C.O.P~クリーンオーシャンプロジェクト」を設立。各地でごみ拾いに取り組む人々からの投稿を受け付け、清掃活動の輪を全国に広げる試みに乗り出した。
これと並行して市内では海岸清掃活動「浜辺クリーン大作戦」を展開し、これまでに有明町や元町、糸井、勇払などで計10回実施。大人から高校生、小学生まで毎回10人前後が参加し、拾い集めたごみの総量は2トンを超えた。
清掃活動は、畠山さんが事前調査で見つけた「ごみたまり」がある箇所で実施。7日の有明町でも海洋ごみや陸から投げ捨てられたとみられるごみが集まった地点で行い、約1時間半で浮きやプラスチック製の籠、タンク、ペットボトル、殺虫剤の缶、小型の電化製品など380キロのごみを拾い集めた。
集団清掃とは別に、個人でも毎日、自宅周辺などでごみ拾いをしているという畠山さん。一見するときれいに見える住宅街や遊歩道でも、道から少し外れた場所にマスクやパンの空き袋、煙草の吸い殻、ペットボトルなどが捨てられており、「拾っても拾っても新たに捨てられるごみが多く、追い付かない」と言う。
畠山さんは「多くの人が環境問題に無関心だが、海洋汚染は自分や大切な人の健康にも関わる重大な問題」と指摘。「散歩の途中や登下校の送り迎え、買い物などで外出したとき、一つでもいいのでみんなでごみを拾えば、今以上に地球が汚れることは防げるはず」と述べ、市民に協力を呼び掛けている。
















