むかわ町教育委員会がインターネットに公開している動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」チャンネル「むかわ学」の動画記事がこのほど100本に到達した。新型コロナウイルス感染拡大が長続きする状況下とあって、学校の教材や町民に情報提供する貴重な資料として役立っている。
動画は感染症防止のため、活動が制限されている状況を踏まえ、町教委が町内の仕事や文化、暮らしに関する情報を配信しようと6月にスタート。町教委の職員が各現場へ足を運び、撮影、インタビューした内容を動画にまとめ、随時更新してきた。
これまでの内容を見ると、農業、漁業をはじめ、アイヌ文化や歴史、化石に関する情報、地元スポーツ少年団の活動などさまざまな話題を紹介。町内で行われたイベントも取材しており、最近では穂別高校吹奏楽部の定期演奏会や鵡川高校吹奏楽部による親子向けのイベントも取り上げた。
16日時点のチャンネル登録者数は165人。町民からの反応は上々で、中でも秋サケの定置網漁船を取材した内容は、再生数1000回を超える反響ぶりだ。他にも「他の人の仕事を見ることができて勉強になった」「参考になった」という声や視聴者からの要望も多数受けているという。
町教委生涯学習課社会教育グループの動画編集担当者は「できるだけたくさんの人に見てもらえるように、今後も細々とでも続けていきたい」と意気込み、「行政として映像を残すことがあまりできていなかったので、町の財産にもなれば」と期待する。

















