同振興会は、同町の萩野、石山、北吉原地区を中心にレストランや食堂といった飲食店、金物店、郵便局、新聞販売店、園芸店、建設関連会社など35事業所で構成する団体。コロナ対策で国が示した「新しい生活様式」や、道が提唱する新北海道スタイルに同振興会の加盟事業所全体で臨むことにした。
実践に向けて同振興会は、新北海道スタイル推進を図る町商工会の補助金を活用し、マスクと手指消毒液を購入。各事業所にマスク50枚入り4箱と消毒液1リットル入り3本の配布を始めた。
各事業所は、従業員のマスク着用の徹底や小まめな手洗い、定期的な換気、来店客への手指消毒の呼び掛けなど新北海道スタイルに沿った取り組みを進め、感染防止を図る。
道内外でこのところ感染者が急増し、各所でクラスター(感染者集団)も多発している。新型コロナと向き合うビジネススタイルがより事業所に求められている中、萩野で金物店を営む三河会長は「加盟事業所が連携して感染対策を実践し、ビジネスの継続や安心の環境をつくりたい」と話す。
町商工会の「新しい生活様式実践事業者のための補助金」は、マスクや消毒液、飛沫(ひまつ)感染防止フィルム・アクリル板、空気清浄機、検温計など消耗品や備品の購入経費に対し上限20万円を補助する制度。これまでに22件の補助を決定し、団体からの申請は同振興会が初めてという。
申請は今月30日まで受け付けている。問い合わせは町商工会 電話0144(82)2775。
白老町の萩野商工振興会(三河健一会長)は、振興会の加盟事業所全体で新型コロナウイルス対策の取り組みに乗り出した。振興会が仕入れたマスクや手指消毒液を店舗など各事業所に配置し、感染リスクを低減させる。道内外で新型コロナ感染者が急増する中、三河会長は「新しい生活様式の新北海道スタイルを実践し、事業継続につなげたい」としている。

















