記者コラム
「お昼の放送です」と校内放送で、クイズを出題する声のみが響く静まりかえった教室。市内の小学校の学校給食を取材したときの光景だ。新型コロナウイルスの感染症対策で、児童たちは、黒板の方を向きながら黙々と食べる。
子どもたちはウイルスの流行で、我慢ばかりしている。市内の小学1年生は、マスクの着用でクラスメートの素顔をほとんど見ていない。中学生の修学旅行は道内に限定され、初めて飛行機に乗る機会を失って残念がる子もいた。高校3年生にとっても、最後の学校祭を行えていない。
各校が行事を制限し、子どもたちの活動に注意を払っているにもかかわらず、胆振管内で感染が拡大してくると、インターネット交流サイト(SNS)では、市内の学校や企業での感染に関する根も葉もないうわさの書き込みが散見される。
今後、インフルエンザの流行期にもなるが、誤解や差別、偏見の声が聞かれないことを心から願っている。(高)
















