国内外から寄せられたアイヌ文様刺しゅうの布をつなぎ合わせ、多文化共生をアピールするパッチワーク作品が白老町コミュニティーセンターに展示されている。
作品は「みんなの心つなげる巨大パッチワークの会」(岡田育子代表)が制作。2020年のアイヌ文化発信拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)開業への機運を盛り上げようと、18年末に町ホームページなどを通じ、アイヌ文様刺しゅうを施した15センチ四方の布の提供を広く呼び掛けた。その結果、国内外から多数の布が寄せられ、同会の会員らがパッチワークに仕上げた。
町コミセンの1階ロビーでは、さまざまな柄や色の布に施したアイヌ文様刺しゅうをつなぎ合わせた大小の作品が並び、異なる文化を尊重し合う多文化共生への思いを伝えている。23日まで。

















