日本書道研究会(本部札幌市)が主催する第34回総合展で、苫小牧市新中野町の市職員池田弥希(ひろき)さん(24)が一般の部、拓勇東町の橋本歩実さん(17)が学生の部で、それぞれ最高賞の日本書道研究会賞を受賞した。2人は市内の書道啓心社(沖田啓峰代表)の同門で、受賞の喜びをかみしめている。
池田さんは半切サイズ(34・8センチ×136・3センチ)に「客至驚啼鳥 人歸(帰)踏落花」の五言二句を行草体でしたためた。同展には毎年のように出品し続けており、今回も「納得のいく作品を仕上げたい」と締め切りの数カ月前から自分なりの表現方法を模索。完成させた作品は、応募総数380点の中から最高賞に選ばれた。
小学4年生の時から書道啓心社で吉沢清芳さんに師事。社会人になってからも仕事と書道を両立させてきた。今回の受賞に対し「本当にうれしいです」と笑顔。「新型コロナウイルスの影響で国内の書道展が中止になる中、関係者の皆さんのご尽力で総合展が無事に行われたことに深く感謝しています」と語った。
橋本さんは江別市のとわの森三愛高校の3年生。中国の書家、王羲之の「蘭亭序」から「懐其致一也後」の6文字を半紙に臨書した。
昨年、同門の高校生が最高賞を受賞し、表彰式でスピーチする姿を見て「自分も来年、この壇上に立ちたい」と強く思ったという。難しい課題に取り組み、時には夜明けまで書き続けた。努力の結果、学生部の応募作1080点の中から選ばれた。残念ながら表彰式は中止となったが、「目標を達成できてよかった。高校卒業後も続けたい」と力を込めた。
今回の総合展では2人をはじめ数多くの苫小牧勢が活躍した。北海道知事賞一般部は書道啓心社の古川鳳洲さん(69)=ウトナイ南=、同賞学生部は同社中の渡邊理菜さん(苫小牧南高校3年)が受賞。古川さんは「これからも書道を学び続けたい」と述べ、渡邊さんは「指導してくださった先生と支えてくれた両親に感謝しています」と喜びを語った。
受賞作品は22日まで、札幌市民ギャラリーで展示中。開催時間は午前10時~午後6時(最終日は午後2時まで)。入場無料。
このほかの関係分の受賞者は次の通り(敬称略)。
▽札幌市長賞 池田弥希▽道教育委員会教育長賞 上野愛結▽札幌市教育委員会教育長賞 古川鳳洲▽全日本書道連盟奨励賞 成田優香▽北海道新聞社賞 小椋優花▽毎日新聞社賞 太田紫芳、帰山心寧、紺野未羽▽墨運堂賞 【一般部】大西玉葉、沖藤汐華【学生部】岡咲良、桐山颯、伊東花穗























