苫小牧市は、旭町の市民会館と周辺の公共施設を統合した複合施設「市民ホール」(仮称)の要求水準書素案(仕様書)について、10月に実施した意見交換会の結果を公式ホームページに公開した。PFI(民間資金活用による社会資本整備)制度の導入を予定しており、民間事業者や利用者団体から出された意見・質問188件を現時点での回答付きで公表した。市は来年6月までに正式な要求水準書を策定し、業者選定の入札を公告する予定だ。
意見交換会は10月19~21日の3日間、非公開で実施。市民ホール建設準備室によると、民間事業者21社と利用者団体17団体が参加し、「想定よりも参加が多く、関心の高さを感じた」(同準備室)という。
意見が多かったのはホールの規模で、素案が「ホールA1200席以上、ホールB400席以上」としたのに対し、「採算が合わないため1500人は入場可能な施設とすべき」との意見が相次いだ。駐車場の有料化案には否定的な意見が多かった。複合化後の跡地利用について市は「市民会館は駐車場や自由提案施設を考えている。文化会館は未定」と説明した。
要求水準書は、市が初導入を目指すPFIの制度上必要になる書類で、事業の目的や施設内容、事業概要、各スケジュールなどを示す。
市は今回の素案に対する意見を踏まえ、12月までに原案を策定し、改めて意見を募る。2022年3月までに事業者を選定し、25年12月の新施設完成、26年3月の運営開始を目指している。
















