新ひだか町博物館の第6回特別展「日高の昆布」が、同館企画展示室で開かれている。日高沿岸の特産品として全国にその名が知られる日高の昆布について、コンブ漁やコンブと人との関わりをパネル資料やビデオなどを使って紹介している。
コンブは、ユネスコの無形文化遺産に登録された「日本人の伝統的な食文化”和食”」を支える貴重な食材。
会場には▽日本産昆布の分類▽ミツイシコンブ▽海藻と海草の違い▽日高のコンブ漁―など26枚のパネルを中心に、コンブ漁で使うかぎざお、コンブを運んだ北前船、昆布焼酎や昆布しょうゆなどコンブの特産品などを展示。朝の開始から出荷までの作業を分かりやすくまとめた「三石地区のコンブ漁」(三石地域マリンビジョン協議会提供)のビデオ説明(12分)もある。
小野寺聡学芸員は「和食文化を支える大切な食材として、地元で生産されているコンブの漁の姿やその歴史を多くの人に知ってもらえたら」と来場を呼び掛けている。
入場無料。来年1月31日まで。開館時間は午前10時から午後6時まで(月曜、祝日の翌日は休館)。問い合わせは町博物館 電話0146(42)0394。

















