性別や年代などにかかわらず誰もが活躍できる男女平等参画社会を目指す苫小牧市主催の講演会とワークショップが25日、市職員会館で開かれた。夫が家庭内で家事と育児を担い、妻が外で働くことを選択した市内在住の夫妻が登壇し、この選択に至った経緯や生活スタイルなどを発表。参加者が男性の「家庭進出」について意見を交わす時間も持たれた。
テーマは「コロナ時代のライフシフト~今こそ男性の家庭進出を考える~」で、講師は父親支援活動に取り組むファザーリングジャパン北海道の伊藤新さん。感染症対策のためオンラインでも同時に開催し、会場とオンライン合わせて16人が参加した。
ファザーリングジャパン北海道のメンバーで、「主夫」として家族を支えている大澤巧さん(36)が、妻の千絵さん(同)と共に登壇。大澤さんは体調を崩したことをきっかけに、4年前から家庭内で育児や家事を一手に担っていることを語った。
家族の生活をより良くするために妻と2人で話し合い、選択した道だが、周りからの「男のくせに奥さんに食わせてもらうのか」という言葉にショックを受けたり、育児はお母さんがするもの―という意識が根強く残る社会に戸惑ったりした経験も吐露。「それぞれの家庭がより良く暮らせるような選択が、自由にできるような世の中になれば」と力を込めた。
大澤さんの発表に続き、参加者が男性の家庭進出や男女平等参画社会について考えを語り合うワークショップを実施。男性の育児休業の取得を促進するための意識啓発の重要性や、町内会でも女性活躍が進んでいる状況などが語られた。
















