北海道高文連主催の第54回全道高等学校書道展・研究大会~とかち大会がこのほど帯広市で開かれ、静内高校2年の鈴木ひかりさん(17)が来年8月に和歌山県で開かれる全国総文祭に出場する推薦候補者に選出された。また同校2年の田村帆香(ほのか)さん(16)が優秀賞を受賞した。
道内11支部予選を勝ち抜いた138校、772人の生徒が集い、その中から道高文連盟賞(全国出場)17人が選ばれた。
6月中旬から8月中旬に書き上げた、中国古典の臨書「建中帖」を出展した鈴木さんは「全国大会出場という明るい結果を出せてうれしい。力強く、温かさのある線を意識し、かすれが目立たないよう意識した」と振り返る。全国大会に向けては「感謝の気持ちを忘れず、一枚一枚思いを込めて書き上げたい」と次の目標へ目を輝かせた。
田村さんは中国古典の臨書「魏霊蔵造像記」を出展した。「全体のバランスが崩れないように、潤渇の変化にも意識した。これからはもっとレベルの高い作品を作り上げたい」と意欲を見せた。
顧問の横山晃秀教諭は「鈴木さんは静内高の書道部員を代表する気持ちで全国大会の作品制作に全力で励んでほしい。田村さんはさらに高みを目指して」と2人の成長に期待を寄せた。

















