千歳市の支笏湖地域で生物の生態調査や地域振興に関する調査を進めてきた北大水産科学研究院の調査チームがこのほど、支笏湖ビジターセンターで報告会を開き、地域の関係者ら約20人が出席した。ミジンコ類の生態や水面の適正利用、ヒメマスの販路拡大などの調査結果が報告された。
チームは今年4月から、支笏湖漁業協同組合や国立公園支笏湖運営協議会などと連携して、支笏湖のプランクトンやヒメマスといった生物の生態のほか、観光客の動向なども調べてきた。
同研究院の東条斉興助教らが▽8月下旬をピークに表面水温が低下▽植物性プランクトンの増加や降雨のため10月の透明度が低下―など支笏湖の特徴を説明。また、ヒメマス釣りの解禁時期に当たる6~8月のミジンコ類の増殖状況や、外来生物ウチダザリガニの生息状況を解説した。
地域振興に関する調査では、カヤックなど水面を使うアクティビティーについて、「利用者間で一定の間隔を保ち、安全に利用するためには20~40隻程度の利用が望ましい」とする分析結果を説明。特産のヒメマスに関しても、販売に向けた一層のPRの必要性を強調した。
東条助教は「今後も研究を続けていく。住民の皆さんには支笏湖地域をより良くして、将来につなげていってほしい」と話した。
















