製作費3億5000万円 田中監督「北の流氷」 22年から撮影 4町で一部出資

製作費3億5000万円 田中監督「北の流氷」 22年から撮影 4町で一部出資

 浦河町出身の映画監督、田中光敏さん(62)が製作に向けて準備を進めている、襟裳岬の苦難の緑化事業を題材にした劇場映画「北の流氷(仮題)」の総製作費は3億5000万円を見込んでいることが分かった。関係するえりも、浦河、様似、十勝管内広尾町の4町は総額3000万円の町負担と関係協賛企業、寄付などで計2億円程度を集め、同映画の製作委員会に出資し、映画に関する発言権を確保する。

 このほど開かれた浦河町議会総務産業建設常任委員会で4町の取り組みを説明した。映画は2022年に撮影に入り、23年に劇場公開の予定。21年に映画製作委員会が設立され、4町は出資者として加わる予定だ。

 4町の出資額は、映画の舞台となるえりも町が1500万円で浦河町が900万円。様似、広尾両町は各300万円。製作費は、実際の撮影や編集の制作費が2億7000万円、フィルムプリントや宣伝費など宣伝・配給費が8000万円を見込む。4町の関係企業などの協賛協力も進んでいて、企業版や個人向けふるさと納税などの寄付を含め、来年までに2億円程度の資金を集める。

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