平等社会推進ネット 多様な悩み無料で相談、専門家がきめ細かに対応

平等社会推進ネット 多様な悩み無料で相談、専門家がきめ細かに対応
「複雑な悩みにも丁寧に寄り添っていきたい」と語る高橋会長

 苫小牧市内の団体、平等社会を推進するネットワーク苫小牧(高橋雅子会長)は、離婚や配偶者間の暴力、ハラスメント、貧困、健康などあらゆる悩みに無料で応える「男女(あなた)の声により添ういのちと暮らしの相談会」を12日、スタートさせる。複雑で多様な相談に対応するため幅広い分野の専門家が協力する珍しい取り組みで、どんな相談者も取りこぼさずに支援する仕組みを目指す。

 相談会は基本的に毎月第4土曜日、市民活動センターで実施する。事前予約制で、予約は第3土曜日に電話で受け付ける。予約の際に、同ネットワークのメンバーが相談内容を細かく聞き取り、内容に応じて協力する複数の専門家の中から適する相談員を選出。相談会当日、1人当たり30分間程度で相談に応じる。

 同ネットワークは2008年、市内の弁護士の協力を得て無料法律相談会をスタート。毎月1回の相談日を設け、弁護士が法律的な見地からアドバイスするもので、離婚に起因する財産分与や親権の悩み、相続に関する相談などに応じてきた。しかし、12年が経過する中で、同様の法律相談会が増加。寄せられる相談内容も心身の健康や経済的困窮、人間関係のトラブル、生きづらさ、職場内の問題など多様化・複雑化し、法律的なアプローチだけでは本質的な解決に至らないケースも増えてきたという。

 このため従来の法律相談会は終了し、暮らしに関するあらゆる悩みに応えられる総合相談会に発展させる計画に着手。社会保険労務士やドメスティックバイオレンス(DV)の被害者を支援するNPO法人の関係者、人権擁護委員といった専門的な相談員の確保のめどがついたことから、総合相談会の開催に踏み切った。

 初回は第4土曜日ではなく、12日の午前10時から正午まで。事前予約は5日午前10時~午後1時に電話で受け付ける。

 高橋会長は「さまざまな問題を抱えている人にとって何よりも重要なのは、絡み合った糸をほぐすように一つ一つ問題点を整理すること」と指摘。「一度の相談で解決しなかった場合は、繰り返し利用してもらうことも想定している。相談者に寄り添った取り組みとすることで、誰もが生き生きと暮らせる地域づくりを目指したい」と意気込む。

 問い合わせ、事前予約は同ネットワーク 電話0144(32)3610。

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