苫小牧大成小学校(柴田知巳校長)で1日、児童たちが昨冬、土壌が凍結する深さを測定した「土壌凍結深測定プログラム」の結果と分析が報告された。プログラムの実施主体、国際永久凍土学会のメンバーで宮城大学の原田鉱一郎准教授(54)が来校し、観測に携わった5年生42人に積雪と凍結の関係性について説明した。
同プログラムは、土壌が凍結する深さや期間などを定期的に測定する内容。同学会が身近なことから理科への興味を深めてもらおうと世界各国で実施。日本では2011年に始まり、道内の小学生などがプログラムに沿って測定を開始した。同校は、原田准教授が卒業生という縁で、昨年から4年生が計測に携わっている。
長さ2メートルのプラスチック管に食紅で青く色付けした水を注入したチューブを入れ、学校敷地の土中に埋めて観測。児童たちは、2019年12月~20年2月に定期的に取り出して凍った深さを目視で確認した。
原田准教授は、観測で霜が最も深かったのは2月中旬で、前庭が約40センチ、裏庭で25センチ前後だったことを説明。日当たりが悪い裏庭の方が凍らなかった理由について「雪は、地面の下まで冷たさを届けないダウンジャケットのような役割を果たす。前庭の方が雪が少なくなったから、いっぱい凍った」と積雪との関係を指摘した。
佐藤柚来さん(10)は「計測は楽しかった。自分たちの努力が形になって良かった」と喜んでいた。
今年もプログラムを継続し、12月中に始めて来年3月まで、4年生約40人が定期的に観測を続ける。原田准教授から観測方法を学び、村上瑠衣さん(10)は「昨年、観測している様子を見て楽しみにしていた。自分たちも頑張りたい」と張り切っていた。
















