大企業は9割以上 道内企業のパワハラ予防・解決の取り組み 中小企業は6割程度 道労働局アンケート

大企業は9割以上 道内企業のパワハラ予防・解決の取り組み 中小企業は6割程度 道労働局アンケート

 北海道労働局は3日、道内企業のパワーハラスメント(パワハラ)防止対策の取り組みアンケート結果を公表した。パワハラ予防・解決のための取り組みを実施しているのは大企業では9割以上(92・1%)となったのに対し、中小企業は6割程度(63・6%)にとどまっている。

 改正労働施策総合推進法により、大企業は6月1日から相談窓口設置などパワハラ防止措置が義務付けられた。中小企業は2022年3月末まで努力義務となっている。労働局では、6月1日以降のパワハラ防止対策の取り組みについてアンケートを実施。大企業126社、中小企業577社の計703社から回答を得た。

 パワハラの予防・解決のため実施している取り組み内容(複数回答)について、大企業は「就業規則などの社内規定に盛り込んだ」(78・6%)と「相談窓口を設置」(76・2%)が突出して多い。これに「トップの宣言、会社の方針に定めた」(39・7%)、「管理職を対象としてパワハラについての講演や研修会の実施」(38・9%)が続いた。一方、中小企業も「就業規則などの社内規定に盛り込んだ」(48・4%)が最多で、上位は大企業と同様の内容が並んだ。

 職場でパワハラ予防の取り組みを進めることで起こる問題として懸念されること(複数回答)に関しては、「権利ばかり主張する者が増える」(大企業72件、中小企業58件)が最多。以下、「パワハラに該当すると思えないような訴え、相談が増える」(大企業58件、中小企業44件)、「管理職が弱腰になる」(大企業51件、中小企業38件)、「上司と部下の深いコミュニケーションが取れなくなる」(大企業27件、中小企業46件)の順となった。

 労働局が設置しているパワハラ対応特別相談窓口には、「上司から定規でたたかれる、消毒液を頭から掛けられるパワハラを受けている」や「支店長以下複数の管理職から無視、退職勧奨、人間関係の切り離しなどのパワハラを受けていたため、会社に対し再三にわたり実態調査の実施を求めているが、応じてもらえない」などの相談が寄せられているという。いずれも労働局が改善に向け、助言・指導に当たっている。

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